2009-03-09

温暖化とは氷河期到来のこと?-2

このあいだ別なことをネットで調べていたら、前のエントリー、「温暖化とは氷河期到来のこと?」に関連した複数の記事を見つけたんです。それで今回は、同エントリーを補足する意味でそれらを紹介することにします。以下に挙げたのは、このときネット内でひろった20062月のニュースや関連記事です。

Yahoo!ニュース「地球は「ミニ氷河期」に=太陽活動が停滞-ロシア天文学者」

【モスクワ6日時事】ロシアの天文学者、アブドサマトフ天体観測研究所研究員は6日、太陽活動の停滞から、67年後に世界の気温が次第に低下し始め、1718世紀に続く「ミニ氷河期」に入る可能性があると予測した。ロシア通信とのインタビューで語った。今冬ロシアなど欧州全域を襲った寒波も地球冷却化現象の可能性がある。 (時事通信) - 2791分更新

「地球温暖化は大気中の温室効果ガスの排出にではなく太陽輻射の異常に高いレベルとその強度の長い──ほとんど1世紀にわたっての──増大に起因している」(ロシア科学アカデミー・アブダサマトブ博士 DrAbdusamatov

そして博士の未来予測として、この地球上は2012年から2015年にかけて地球上の気温は下がり始め2040年頃に底のレベルに達する。そのため地球は2055年頃からミニ氷河期に入り、氷河期はその後の気温上昇が起こるまでの約50年間続くのだと断言しています。

そして「阿修羅」サイトには、以下のような記事がありました。

米国防総省(ペンタゴン)は、03年秋に地球温暖化の影響について秘密レポートをまとめたが、その内容は衝撃的だ(2004年、英国オブザーバー紙にすっぱ抜かれた。本紙1140号/2004年4月5日号に既報)。2010年代に欧州で干ばつと寒冷化が起こり、環境難民となった人々が大移動を始め、2025年にはEUが崩壊するというのだ。

温暖化にもかかわらず寒冷化が起きるとされるのは、暖流の流れが変化すると考えられるためだ。欧州周辺を流れる暖流は、赤道付近で温められて北上し、北極海周辺で冷やされて海底に沈み込む。それが冷たい深層海流となって赤道付近に戻っていく。

海流はベルトコンベヤーのように地球規模で循環しているのだが、温暖化はこの流れをも変えてしまう。北極海の氷は、すでに40%が温暖化の影響で溶けてしまったが、レポートではあと10年くらいで完全に溶けてなくなると予測している。加えて温暖化の影響で北極海周辺に雨がたくさん降るようになるため、北極海の塩分濃度が急速に低下する。塩分濃度の低下は、暖流を海底に沈み込ませる力を弱め、その結果暖流の流れが大きく変化し、欧州周辺を流れなくなってしまうというのだ。

現在、イギリスなど西欧諸国は、シベリアのような同緯度の地域と比べて温暖な気候だが、それはこの暖流が流れているおかげだ。暖流が流れ込まなくなれば、ヨーロッパはシベリア並みに寒冷化する。人々は極寒の地を逃れ民族大移動を開始し、食糧と水の供給をめぐって争いが起こり、EUが崩壊するということなのである。

同レポートではアジアでは干ばつや砂漠化が発生し、水や食料、エネルギーの不足が2020年頃に深刻化するという。そのため飢餓と暴動がおこり、欠乏する資源をめぐって核の脅威を振りかざした戦争が始まり、世界は無政府状態に陥るとシミュレーションしているのだ。

レポートをまとめた専門家は、地球温暖化はテロよりも脅威であるとして、「地球の人口はすでに地球が養える人口を大きく上回っており、2020年には水とエネルギー不足が決定的に解決困難なレベルに達する」「危機は、5年後か50年後か100年後か、いつ起こるかわからないが、いつ起こっても不思議ではない」と警告している。

ペンタゴンレポートは、起こりうる極端なケースを想定したものだ。だから、必ずしも予測どおりに進行するとは限らないことはつけ加えておくべきだろう。しかもレポートの核心は、難民が押し寄せ、世界中が無政府状態になった時でも、アメリカは国境線を防衛し、戦争に勝利しきるとなっている。レポート自体にある種のバイアスがかかっていることは否定できない。

だが、そうであったとしても、今や米国防総省がこのようなレポートを発表する時代になっているのは知っておくべきだろう。 もうすぐ食糧不足が深刻化する。

また別のサイトによれば、映画の「デイ・アフター・トゥモロー」のソースが、実はペンタゴンのレポートであり、同映画の製作にも関与していたということです(やっぱそーだったんか)。さらに、すっぱ抜いた「オブザーバー」紙によると、このペンタゴン・レポートには、「温暖化は学説上の議論ではなく、アメリカの国防課題となすべきだ」、と記述されていた、と指摘していました。