2007-04-30

21世紀に大変革は起こるか?-18

朝日新聞の記事によると、中国の唐家セン国務委員が安部首相の訪米を、うまくやったと褒めているようですね。これは中国風のジョークなのでしょうか。それとも新たなインテリジェンスの一部なのでしょうか?中国といえば、先週末に中国から団体様で「スカイプ」されました。なにかを私に売りつけたかったのですかね?我ながらとてもひどい英語のチャットで適当にあしらったのですが、なにかとても奇妙な感じがしてログオフにしています。こんな彼らのビジネス(らしい)方法は、日本でもよくあるんでしょうか?

本題です。前回で述べましたように、安上がりな免疫強化法を模索しましたところ、ここで「水分と日光だけで生きていると主張するインドのヒラ・ラタン・マネク氏」の登場です。同僚に調べられているドイツの科学者が実践者である記事もあります。
太陽を食べる男 NASAが研究へ

4年間、太陽と水だけで生きる科学者 ドイツ

実に結構なことだと思いました。しかしこれを実行するための最大の問題は、紫外線によって目の障害が起こりえることです。熟考したのち、とにかくムリをせずにやってみようと決めました。おっかなびっくりかつ慎重に「太陽直視」を始めたのです。これを実践するために参考にしたのは、次のマネク氏のオフィシャルサイトにある記事です。
Solar Healing Center

こうして「Sungazing」または「太陽直視」を始めたのは、幸運にも1年前の3月でした。なぜなら天候が安定しているために太陽を隠す雲がほとんどなかったからです。 直視できる時間は紫外線が増加する前、日の出と日没の前後1時間です。他の問題として、我が拙マンションから直視していると、季節の変化とともにかなり広い範囲で日の出、日没位置が移動するため、場所によって高層マンションが視界をさえぎり(あるいは窓の視野から外れてしまうため)、直視を邪魔するんですね。

マネク氏のHPの記述から、最初の3ヶ月は「太陽直視」を30分続けられるように慣れることです。前述したように、まず実行するにはそれなりの覚悟が必要でしょう。関連するサイトの記事では、専門医が眼球障害の起こるリスクがあるため、「いかなる直視もやってはいかん」と警告しています。最初は日没の30分前から始め、現在は日の出か日没時を利用して1時間前後の「太陽直視」を実行しています。マネク氏によると、「太陽直視」を9ヶ月続けるうちに食欲が次第に減少し、ついには完全断食に至るとしていますが、私の場合、少なくとも3ヶ月間天候が味方してくれなかったため、1年以上経過した現在も断食に至っていません。それにマネク氏の容姿を見ると、いくら細胞レベルで若返ると言われても大豆食を止める気にはなりません。私にとって完全断食は主要な目的でないのです。

やはり最初の直視は不安もあり、少し見ては止めることを繰り返していました。ところがある日、あれだけまぶしかった太陽が薄い褐色に見え、直視できるようになったのです。でも直視したあとは視界が黄色っぽくなり、物の赤色がピンクに見えるなどの視覚障害が出ていました。しかし時間が経てば治っていたので、続けるうちに510分直視できるようになりました。それでもあるときなど夜まで障害が続いたので、2日ほど中止するなどして、致命的になっていないか常にチェックしながら直視時間を増やしました。現在は慣れたせいでしょうか、障害が速やかに消えるようになり、老眼がゆっくりと進行しているだけで、目にはなんの自覚症状も起きていません。

断食に至っていないと言ってはみましたが、実際には食欲減退感が起こって一時期体調が不調となり、体重が以前のそれから10%ほど減少しました。つまり私が20才代のときの体型に戻ったのです。体が軽快になった感じがしてメデタシでした。ただ困ったことは、こちらで更新されたウエストに合うズボンを探すのが難しくなったということでしょうか。

「太陽直視」によって断食以外に期待できる効果はなんでしょう。マネク氏の主張の他にも、世界で3000人程度といわれる体験者の記事を、少し前になりますが簡単に調べてみました。、「太陽直視をしてると痔がモーレツに痛くなるんだよなあ」とか、なかなか楽しいのもあるけれど、なかにはかなり怪しげな話もあるようです。私の目的からすれば予想外なことなんですが、断食できるという以外の効果が思ったよりスゴイんですね。それを適当に並べると以下のようになります(多少の間違いがあるかな?)。

ガンや難病を含む病気を癒す。心神の病気から開放される。細胞レベルで若返る。
普遍的な愛に目覚め、心が平和、平静になる。
エネルギーレベルの上昇。つまり肉体が強靭になり、元気が出るということか?
セックスのポテンシャルが上がる。または愛欲といった情念から開放される?
五感や第六感が冴えるようになる。
不眠に強くなる。
ふーむ、ホントに凄い!! なんか天使になったランボー(古い?)か、スーパーヒーローといったイメージですね。

マユツバものでは、目の色が褐色からブルーに変わったなどというものもありました。オーム教にヨガが悪用されたように、「Sungazing」をカルトっぽい目で見てしまう連中も多いですね。私は太陽に向かって、例えば厳かな気持ちになったり祈るようなしぐさはしません。時間が長いので、ラジオから流れてくるポップを聴きながらやってますが、なんとなく瞑想(妄想?)状態に陥ることもあります。

しかしながら、本当に上のようなスバラシイ効果を得ることなんてできるのでしょうか?納豆ダイエットと一緒かもしれません。それでもプラセボ効果ぐらいあるかな?次は「ブレサリアン」についてです。
ジャスムヒーン 聖なる栄養のプログラム

2007-04-28

21世紀に大変革は起こるか?-17

ネット内には、その能書きによると「奇跡」的な健康サプリメントがあふれています。ブラジルでも原産地としてのプロポリスや、すでに発がん性があると叩かれてしまったアガリスなどが売られていますし、SUS(公共医療)では、補助的な治療方法としてハリなどの東洋医学による治療も認められています。オメオパシーに関しては一進一退のようです。TV番組では、大学の研究機関による食の改善やアンチエイジングを扱った番組がよく放送されます。

肥満のことを書きましたが、ブラジル人はアメリカ人と同じようにジャンクフードが好きです。けれども健康食としてのスシなど日本食の評価も高くなりました。セレブではすでに日本食がシックです。こちらの日系三世にナットウキナーゼについて話したあと、彼は顔をしかめて納豆を食べたようですが、その後、マヨネーズと一緒にして食べたということでした。そんなわけで、私が大豆粉を食すことを思い立ったのも、こちらのTV番組がきっかけでした。日本で大豆タンパクがブレイクする少し前だったと思います。

世の中が面白いのは、健康食に関しての研究やら試みや情報量が増えれば増えるほど、レシピにまったく逆な結論が出てくることもありえるということです。一方では偏食をいましめ、バラエティに富んだ食事でバランスの取れた栄養補給ということが推奨されていると思えば、食事を思い切って単純化し、要するにエネルギーの元となる炭水化物のコメ、あるいは五穀米にしておかずを減らそうということでしょう。「白米は脚気の原因になったという確実な証拠がない」、という主張を見つけて私は驚きました。そして調べると、参考になりそうな次の記事がウィキペディアにありました。

「経験的に修行僧などの精進料理(動物性タンパク質を含まない食事)を摂る人々が一旦脚気になるも、時間が経つにつれて自然回復することが知られている。これは体内の腸内細菌を動物性タンパク質として吸収することによりビタミンB1が摂取されるからと考えられている」。なるほど。そして脚気が「近年はジャンクフードの普及によって増えている。アルコール依存症患者にも多く、アルコール分解の際にビタミンB1が消費される事と、偏食が関与している。最近は高齢化が進み、ビタミンB1を含まない高カロリー輸液での発症も問題となっている」。

皆さん、食事をおろそかにできません。逆に玄米は、消化や残留物で単純に体に良いとはいえないようです。「糠の部分にキレート作用が強いフィチン酸を多く含む。フィチン酸はミネラルと結合してフィチン酸塩になる。そのため玄米を多量に取ると体内にミネラルが吸収されずミネラル欠乏を起こし、ミネラル不足(鉄不足、カルシウム不足、マグネシウム不足、亜鉛不足)を起こすことがある。玄米を食べるときは、大量の野菜を食べる、牛乳を飲む、ごま塩をかけるなどのミネラル補給が欠かせない」。
ポテトチップを三年間食べ続けて死にかける

人間が生存していくメカニズムは実に複雑です。私は前回参照した免疫学の安保徹氏の信者ですが、ネット内には、これを「トンデモ理論」と「確信」している記事も多いですね。私はここでどちらが正しいかという検証はしないし、できるだけの知識がありません。これなんかは政治臭が強いと感じていますが、世の中ホントに面白い。

結局突き詰めていくと、この考えの根本にあるのは「断食」のようです。だいぶ前の「ホット・ワイヤード・ニュース」に、肥満の影響を調べる研究過程で、ネズミの摂取カロリーを約半分にすると寿命が飛躍的に延びるというのがありました。人類の歴史として、その大半を飢餓の中に生きた遺伝子を我々は抱えているのですから、わずか数十年にしかならない飽食の時代で問題が起きないわけありません。

こちらでは、とにかく推奨カロリーや標準的な肥満度などに関し、現状に尺度を合わせてしまうというインチキを医療当局がやっているように感じます。王侯貴族の特権であった肥満の蔓延は、人類の末期的症状といえるかもしれません。これから先食糧難があるかもしれないのに。

人間が生きていくためには、そのエネルギー源である食事は不可欠です。しかしながら、この摂取する食物によって同時に毒素や過剰量も受け入れてしまうので、ときにその制限ないし究極には、解毒するための断食をする必要があるという理屈でしょう。私はこの考え方に基本的に賛成しています。そして断食関連については、美容のためのダイエット、健康維持、ストレス解消、病気治療、老化防止などをうたい、中には「食べながら断食」??なんて、分けのわからないタイトルで稼ごうとカモを狙っています。なんですって?残念ながら、ここで納豆ダイエットの話はしません。

結局私は、大豆粉(日本のように高価なやつでなく、こちらで普通にスーパーなどで売られている500g袋入り)を毎日大さじ2杯ほど食べることに決めて、現在は濃いクリームスープ風(レーズン、コプラ、皮と一緒に刻んだバナナを加え、乾燥ニンニクを上にトッピング)に料理し、それを5年以上続けています。このダイエットを始めてから45ヶ月すると、ほとんど慢性的になっていた胃腸の不調期間が少なくなったことに気がつきました。

プラセボ効果かもしれないと思って様子を見ていたのですが、やはり大豆タンパクやイソフラボンだかの効果があるようだと感じました。それからしばらくすると、今度は老化によって乾燥しやすくザラついていた皮膚が滑るようになってきたと感じたのです。冬に体を洗うと起こっていた肌の炎症もなくなり、ついでにシミが薄くなってきました。

もともと私は野菜を大量に食べる習慣があり、ニンジン、トマト、玉ネギ、キュウリ、青菜などを食べやすくするために細かく刻んで食します。肉も大好物だったのですが、大豆食に変える過程で減らしました。やむをえない外食を除けば、現在は魚と脂肪のない鶏肉以外に肉食することがありません。完全なベジタリアンになったわけではないので、ミルク、ヨーグルト、チーズなどの乳製品もよく食べます。大豆とともに重要と思えるのは、こちらで安くて豊富にあるフルーツです。

とくにバナナ(熟れた皮にガン防止効果があるという)は日に3本以上食べることがあり、リンゴ、柿、パパイア、時期によってはイチゴなどを間食として食べます。したがって現在は、1日にトーストパンを1枚食べるぐらいで、その他に米などの主食(炭水化物)を食すことがありません。
がん治療の常識と点検、私達の考え方

この結果、ハイティーンに及ばないのは言うまでもなく、30才代にも及びませんが、皮膚の再生が全身におよんだ現在、最初に会った人が私の年齢を当てることがなくなりました。たいていは若さの秘訣を聞かれます。ただし老眼が進み、脱落は止まったもの、頭髪の復活というマジックは起こっていません。

それでも望外の体力と元気が戻りました。このように私にとっては、いわば奇跡的なことが起こりました。では他人はどうなのか?興味があってネット内のブログを当たってみると、痩せることに主眼が置かれたものが多く、遺伝子などの影響も考慮すれば、私以外の人達に同じ効果があるのどうか現在のところわかりません。

けれども、もうひとつ重要なことが実現されていないことに、あなたは気がつくでしょう。私はここ20年近く自分の病気や体の不調に関して簡単な記録をとっています。残念ながら私の持病やカゼなど、免疫が強化されれば解消するはずのことが同じように続いています。そこで再び解決する方法を模索しました。もちろん自然で安上がりでなければなりません。そんなとき「X51.ORG」の、ある記事が目に留まりました。

2007-04-27

21世紀に大変革は起こるか?-16

昨日のTVニュースで、ロンドンの街頭に設置された監視カメラの新機能が紹介されていました。イギリスではすでに400万台以上の監視カメラがあるそうですが、「そこのあなた!そのカンバン持っていちゃダメ」とか、「今ティッシュをポイした青い上着の人、ゴミ箱にすてるように」などと、スピーカーで話しかける監視システムの進歩についてです。これによって違法行為ないしマナー違反は70%も減ったということです。

皆さん、「ビッグ・ブラザー」は確実に現実のものとなりました。ついでに前回の、「ブラジルの混沌-銃社会」について余計なコメントを加えると、マニアや重症人格障害者、悪党でないフツーの人々が護身用として銃を持ちたがるのは、精神安定剤と似たような効果によると思えます。

本題です。皆さんを脅すネタのつきた地球温暖化についてはひとまず置き、このタイトルのタグ、「変革の前兆」を引き続き検討していきましょう。以下は「CNN.co.jp」からのニュースです。

『英国の元男性技師が24日、100歳の誕生日を迎え、10年前に同年齢まで存命するかで賭けをしていたブックメーカー(賭け屋)から2万5000ポンド(約593万円)を勝ち取った。ロイター通信が報じた。ロンドン南西部に住むアレック・ホールデンさんで、かゆを食し、チェスを楽しむのが長寿の秘けつと披露している。同氏は十年前、賭け屋のウィリアム・ヒルに100ポンドで勝負を挑んでいた。敗北した同社は「10年前は、100歳までの延命は神秘的な事としか思っていなかった。だから、倍率を大きくした。大損となった」と悔やんでいる』。

これ以降、ブックメーカーは110才以上でないと賭けを認めないということです。あなたも挑戦しますか?私は150才に挑戦しようと思っています。いえ、冗談などでなく。ところで人間の到達可能な寿命って何才ぐらいなんでしょう?ウィキペディアでは、次のようにありました。

「人間の寿命は寿命を示す細胞によって決まるといわれており、それによると最長で150年とされる。しかし生没年月日が判明している者で、150年生きた者はいまだにおらず、ジャンヌ・カルマンの122164日が最長である。そのため、120年前後ではないかとする説もある。 また、心拍数によって決まるという説もある。これは心拍数に上限があり、その上限が人間を含めたほ乳類は20億回で、それに達すると寿命だという」。

次は私の好きなサイトにある記事です。いいえ、スケベなほうを覗くためのリンクが目的ではありません。カルトマニアのあなた、もう知ってますか?そしてこの文章中に、次のように書かれていました。
人間の寿命は今後20年で1000歳以上に(2)

「そうしてグレイ氏が満を持して世に出した生物学論文は、大きな反響を呼んだ。1997年に発表されたその論文は、ミトコンドリア(細胞内のエネルギー生産の場)が何故、老化と共に悪化するか"という問題を、これまで既存の説とは全く異なる視点から論じた画期的なものだったのである。そしてケンブリッジ大学はその研究功績を認め、論文を学会誌に掲載すると共に、それまで何ら生物学の正規教育を受けたことのないグレイ氏に対し、生物学の博士号を授与したのだ」。

もしこの記述がインチキでないとすると、オーブリー・デ・グレイ氏は、21世紀中に人間の寿命が飛躍的に延びる方法が開発される、と主張したものと思われます。私は当論文の内容を知りませんし、読んだとしても理解できるかどうかわかりません。

犯罪や交通事故で死亡するだけでなく、こちらでは肥満が原因による循環器系の疾患で亡くなる人が実に多いようです。すでに指摘したように、肥満はブラジルやアメリカにとって国庫を直撃する大問題(医療費)です。最近興味深いニュースがありました。ブラジルは整形手術の先進国です。セレブの豊胸手術が盛んなうえ、肥満解消のための手術も盛んです。

その整形手術の専門医で協会のボスも務めている医者が患者になり、腹部の脂肪吸引術を受けて、なんとまあ、細菌感染したのち死亡してしまったのです。朝のバラエティー番組のホストが皮肉たっぷりにコメントしていました。もうひとつ余談ながら、こちらもそうなんですが、TVなどで観られるアメリカの警官に、腹がでっぷりとした人がけっこう多いですね。犯人を追いかけるのにドタドタと。いつだったか、こちらの肥満警官に「腹を引っ込めろ。運動せんか!」というお達しがでたと、TVニュースが伝えていました。

私は、もっともだ。だいいち防弾チョッキが着けられないじゃん、と思いました。以上は「ムダ」のつくヨタ話でしたが、別の健康問題にストレスがあります。少なくない私の元同僚達が50才台か、あるいはそれ以前に早世しています。このほとんどは、ストレスが原因となった疾患によるものと考えています。去年のことでした。免疫学の教授、安保徹氏の記事をある雑誌で読みました。それを私なりに要約すると以下のようになります。

人間の総細胞数は60兆個あり、体内では毎日100万個程度のガン細胞が生まれている。これはゴマ粒1個位になる。これらを殺すのは白血球中のリンパ球(NK細胞が含まれます)で、普通は白血球の35%程度をしめる。残りは顆粒球60%、マクロファージ5%となる。ガン患者のリンパ球は、通常30%を割っており、これを超えて増えれば自然治癒が期待できる。つまり、リンパ球を保ち増やすことがガンの治療に繋がる。

顆粒球は真菌、大腸菌、細胞の死骸などを処理するが、組織の粘膜で死ぬときに活性酸素を放出する。活性酸素は強力な酸化力を持ち、健康な組織を破壊して(活性酸素が老化の原因になっていることについては知られていますね)潰瘍や炎症を起こす。ガンの発生にもこの活性酸素が影響する。

自律神経の交感神経が活性化(運動、活動時で、血圧、アドレナリンが上昇し、消化器官が休止)しているときは、顆粒球が増加し、副交感神経が支配しているとき(休息、食事時で、アセチルコリンが出て血圧降下し、リラックスする)はリンパ球が増える。この自律神経のバランスが乱れると(ストレスによって)免疫力が低下する。ストレスがかかると交換神経が優位となってリンパ球が減少する。またストレス状態で胃潰瘍になるのは、顆粒球が増加するため。

ストレスは免疫力を低下させ、ついにはガンなどの深刻な疾病を引き起こします。こちらへ帰ったのち、なんとか生活を安定させることに成功してから、日本で常に感じていたストレスからは開放されたと思っています。なにしろここでは、親族や社会のつまらない軋轢から開放されて生活することができるからです。そして5年前、よんどころない理由により、つまりこちらの医療事情と銀行口座残高の影響に左右されない健康法を見出す必要があったため、私は食事によって解決できないだろうか?と考えました。金のかからない健康ダイエットですね。

これから話すことは、以下と同じ轍を踏む恐れがありますので、カルトマニアのあなただけに勧めることにします。ヨタ話として楽しんでください。
[ ] 松浦 晋也氏:「あるある告発本」は8カ月も前に出ていた

2007-04-24

21世紀に大変革は起こるか?-15

とにかく人類がさらに進歩するためには、政治的な思惑も含めて多くの問題が山積した、資源に限りある石化燃料をベースとした経済発展モデルを放棄することでしょう。代替エネルギーやバイオ、リサイクル原料などへ開発目標をシフトしなければなりませんし、すでにそれが起こっています。

言うまでもなく資源小国の日本には、省エネや代替エネルギーのさらなる先進開発を強化することで、その不利が転じて有利となる可能性が高いわけです。究極かつSF的に考えれば、錬金術時代にもどって必要な原料、物質を原子レベルで合成、分解できればやっかいな資源問題なんて、たぶんモンダイナシということなんでしょうね。

しかしながらそんなことを実現するには、あと何世紀必要なのか見当もつきません。ゆえに21世紀の現実に戻りましょう。地球温暖化議論の一面には、どうにも胡散臭いところがあるようです。この現象が世界各国の利益、利権集団などの政治的なゲームに組み込まれているということでしょうか?その一方、温暖化は現実的に起こっていると思われます。

地球の気の遠くなるような時間の経過からすれば、それはほんの一瞬に起こる自然現象でしょうし、46億年といわれる年齢を持つ地球が、知的活動が1万年にもならない人間の都合などかまってくれるはずありません。こんなことを考えつつ、いくつかのキーワードで検索してみました。すると「人類が絶滅したら、地球温暖化は止まるのか?」という文章を見つけ、さらにそこから次の元記事に至りました。
200年後、人類死滅!(温暖化の真、原因と対策の真)」

つまり最近?の地球には、人類の活動と直接関係のない気温サイクルがあったけれど、「8,000年前からの人類の森林伐採破壊が、この地球生物滅亡の異変を引き起こした」ため、地球の寒冷化が阻止されて異常な温暖化が起こっている、ということでしょうか?上の文章中、なぜ「(260年後)気温400度超2金」なのかというと、以下の記事から理解できると思います。
なぜ金星か金星を知り、地球を知る

ココが知りたい温暖化

地球からすれば100度や400度の温度上昇など屁でもないでしょうけれど、人類側から見れば実に驚愕的で恐怖すべき結論です。もしこれが正しいとすれば、問題の本質は、エネルギー源や公害による二酸化炭素増加というより、森林破壊であるということでしょう。その意味は、破壊の原因となる人口を適当にとどめ、森林の大きさをコントロールしなければならないということでしょうか?しかしながらこの説では、サイト、「金星の気象学惑星気象学とスーパー・ローテーション」で得た以下の表で比較してみると、金星と似た大気であるにもかかわらず(金星より太陽から離れているとはいえ)火星の気温が低すぎるように思われます。

大気中で二酸化炭素の凝結が起こるため温暖化しなかったという説明もありえそうですが、こうなると前に挙げた、温室効果の原因としては、二酸化炭素よりも水蒸気の割合が大きい、という説に戻るかな?と考えたました。ところが温暖化で火星の氷河期が終わったのではないか?という説が数年前にあったことを、以下のURLで思い出しました。え?もうあなたも知っとるって?

地球型惑星の比較
                地球          金星          火星
赤道半径(km)        6378           6052         3397
質量(1024 kg)        5.97             4.87         0.64
地表での重力加速度(m s2) 9.78           8.87           3.72
太陽からの距離(長半径,億km 1.50         1.08         2.28
自転周期(地球日)       1.00          243.0         1.03
公転周期(地球年)       1.00          0.615         1.88
大気主成分           窒素・酸素   二酸化炭素 (96.5%)   二酸化炭素 (95.3%)
平均地表気圧(hPa)      1013          92100         5.6
平均地表温度()       17            460         -60

火星の温暖化が地球の4倍の速さで進行する理由 - フランス

火星の氷河期が終わった?

結局のところ、私にとって地球温暖化の原因は、残念ながらまだ謎です。政治臭も強いといえるでしょう。農牧ビジネスと環境保護のバランスをどうとるかがブラジルの重要な課題です。繰り返しますが、それでもメディアでは、温暖化対策の様々なキャンペーンがおこなわれています。

そしてあの果敢で影響力の大きい「グリンピース」などの環境保護団体のみでなく、ひょっとしたら、「ビッグ・ブラザー」もこの問題解決のため、すでに行動を起こしているのでないだろうか?あるいは金星と火星を拠点とする「なんとか星人」が、あの月面のモノリス以来、じっとモニターしている地球人類へなんらかのシグナルを送っているのでしょうか?たまには俗世間のことを忘れて妄想にふけるのも悪くないでしょう。
消えゆく世界最大の森林

日本のリサイクル資源で荒稼ぎする中国マネーの知られざる実態

2007-04-21

21世紀に大変革は起こるか?-14

前回触れた南米エネルギーサミットは、ベネズエラとブラジルの意見の食い違いに終わったようです。両者には領土紛争ではなくても、日中で懸案になっている尖閣諸島の石油、天然ガス資源問題に似てなくもない関係があります。南米に社会主義波及を目指すベネズエラとその生徒であるボリビア。

ブラジル政府と石油会社のペトロブラスは、去年のボリビアの電撃的な(ペトロブラスを含む)石油施設の国有化とパイプライン経由天然ガス供給価格の一方的引き上げにより、一敗地にまみれています。とくにブラジル側が設置したパイプラインによる天然ガスの供給が脅かされているのは大問題です。チャーベスにそそのかされたボリビアのモラーレス大統領が、資源外交に目覚めた結果としてこうなったのです。

チャーベスが会議で先生よろしく、南米首脳にベネズエラのエネルギー資源開発とその恩恵を説き、バンコ・ド・スール(南米開発銀行?)の設立を提案したのですが、ブラジル大統領、ルーラは、「は?なんのための銀行?」、と応えたと新聞の記事にありました。ボリビアを煽ったくせに、ベネズエラからアマゾンの環境破壊のリスクを犯してまでパイプラインを造るだって?

ルーラは左派労働党のオヤブンだったため、本来ならチャーベスとお友達になっておかしくないにもかかわらず、飲み物(石油とエタノール)の好みが合いません。ナショナリズムもあるかもしれませんが、大統領として2期目になって多くの経験をした、ルーラのリアリズムがそうさせると思われます。

ここで例のごとく脱線します。司馬遼太郎の「坂の上の雲」を産経の夕刊で読んでいたときは、まだ正岡子規が死ぬ前の、秋山兄弟との親交に関するエピソードが描かれていたときでした。

よんどころない事情によって途中で読めなくなり、長いあいだ忘れていました。こちらに帰ってから再び読む機会を得て読み終えたとき、常々日本の小説に欠けていると思っていた、物語に時空の広がりがあることを発見し、やっと好みの読み物に出会ったと感じました。そして小説の中で司馬氏は、しばしば(これは意図してダジャレにしたのではありません。誤解のないように)「リアリズム」について触れています。そんなところで以下の記事を読みました。
田原総一朗:駐日大使出演交渉で分かった温家宝首相「来日の意図」

記事中、「日中同時生放送は中国国民へ向けたメッセージ」のタグで、「僕は去年、おととしと2回、香港の政治討論番組に元首相補佐官の岡本行夫さんと出演して、中国の有識者と討論をした。そのときに多くのテレビや新聞の記者に取材を受けたが、日本から中国に約3兆円の政府開発援助(ODA)を支出していることを、ほとんどの記者は知らなかった」、とありました。これは中国のほとんどの国民の認識について言えることでしょう。

実際、ネット内のどこを調べても、中国が日本のことを国民に知らせていなかったことは明らかです。原因は、江沢民前主席、あるいはそれ以前からの政治的、戦略的な思惑から発しているのでしょう。ただ温首相の今回の訪日で、「そのODAのことを今回、温家宝首相は日中同時生放送で触れたのだ。温首相のメッセージは、日本の国民に対して30、中国の国民に対して70のウエイトがあったと思う」と、外交のオミアゲ持参を忘れなかったようです。なにオマエそんなわかりきったゴタク並べるんだ?ですって?

私は(太平洋戦争の)戦前戦中の日本国民のことを連想しました。日露戦争では、戦争以外の要因(ロシア革命)にも助けられ、辛うじてロシアに勝った形で戦争を終えることができた日本でした。当時の指導部には、その認識に確たるリアリズムがあったにもかかわらず、結局のところ国民に本当(国庫がカラだったとか)のことが知らされず、戦勝のために自己の大きさを見誤りました。それが後の指導部に逆投影されて慢心になったあと、中国へ進攻してロシアと衝突したあげくの、無謀ともいえた日米戦争へ突き進むことになりました。

国民がリアリズムを持たない国家に未来があるとは思えません。私には、胡錦濤主席や温家宝首相はリアリズムを持った政治家であるように思えます。以前の指導部の、相手を脅して屈服させるといった拙劣な方法から、覇権国らしい、少しばかり洗礼されたインテリジェンスを日本に対して使うことを考えているのでしょう。このため国民を再教育していこうという努力もするでしょう。

しかしながら、まだ中枢に根強い影響力をもつ反対勢力の指導者達とは、現在も権力闘争中にあると考えられます。ゆえに両者が権力を完全掌握する保証など、当然ながらまだ先のことだと考えられます。したがって中国国民が相変わらず世界に対するリアリズムを持たない状態が、日本国民がかつて「鬼畜米英」と言ったように、情念的、攻撃的な認識もこの先継続するものと思われます。

来年のオリンピックでは、行儀良くするように即興教育されるみたいですが、政治的にゆがめられ、洗脳されてしまった対日認識がそんな簡単に解消するとは思えません。これが何を意味するかというと、日中関係が全く逆転した、日本のいつか来た道の再現ではないでしょうか。

ついでに韓国についても言及すれば、ネット内の情報からどう見てもはなはだしく自己中な隣国は、リアリズムの欠如が中国よりひどいのではないかと感じています。アメリカの今回の事件から教訓を引き出し、自己の気質を見直す必要があるでしょう。まあ、ムリか?繰り返しますが、憲法9条は、20世紀後半の比較的安定期であったからこそ通用したファンタジーです。過去のように日本が戦争をしかけるということでなく、今度は侵攻されるかもしれないしれないという立場で、日本はリアリストであるべきでしょう。

このブログ中のタイトル、「取引の圧力材料か?」について、ブッシュ政権までが「慰安婦」を非難した理由のひとつは、日本に「普通の国」になってもらいたいための条件として、過去の誤りを全面的に認め、隣国や世界に向かって侵略の意思などありません、ということを示すべきだというサインかもしれません。ドイツがそうしているように。安部首相は「カラスを食べる」と思いますが、もしそうなら、我々も改憲のためには、このことを認識すべきかもしれません。

さて、4月も月末になりました。アメリカはイランの核施設を攻撃するでしょうか?

2007-04-17

21世紀に大変革は起こるか?-13

12日に衆院で可決された国民投票案が参院にまわされました。私がかねてから感じていることは、日本人の長所であり欠点である生真面目さというか、悪くいえば保守的で柔軟性のなさが隣国の中韓というより、世界の「普通の国」との相違でしょうか。いえ、あなたのことを言ったのではありません。一般論としてです。

日本製品のあくまでも緻密でこだわった品質の良さ、信頼性の高さなどは、簡単に真似のできない文化に根ざした長所でしょう。ところが外交となると、たぶらかすことに長け、海千山千の環境で鍛え上げられたと考えられる政治家を相手にするには、決定的に不利になると思えます。ただしこれは、同じことをすべきという意味などでなく、あくまでも認識と自覚の問題で、対応には常に柔軟性を持つべきだということです。

次は、「憲法改正 国民投票」のキーワードで検索したら出てきた2番目の記事です。一番目は「憲法改正 国民投票のニュース検索結果 」でした。
「憲法改正国民投票法案」の問題点

文中、次の記述がありました。私は日本国憲法を詳しく読んだことがないし、法規もよくわかっていないヤカラですが、これには賛否以前の問題があると思います。

「問題は、憲法9条を中心とする日本国憲法の平和主義原則を、その限界とすることができるかどうかということです。これを限界とする説もあります。こんにち、その限界の内容としてどこまでを設定するかということは大きな問題でありましょう。憲法改正権の限界というのは法理論上の問題で、事実問題としてはそれを無視してすすんでいくこともあります。しかし、憲法改正権の根拠である憲法の基本原理そのものを改正してしまう、なくしてしまう、あるいは侵害することは法論理的に認められることではない、というのが学説の考え方です」。

1988年でしたか、軍部独裁が終了してからしばらく経ち、ブラジルで当時の憲法を一新する憲法制定議会がありました。このとき大統領制を続けるか、それとも議院内閣制を採用するかといった議論に、王制にしようという意見も飛び出して私をびっくりさせました。しかしながら考えてみれば、議会で堂々とそれを主張する議員を映したTVニュースを観て、日本的な発想をした私が間違っていたのかもしれません、結果的にそれは、私の価値観までに影響を及ぼしたかもしれません。ただ残念なことに、この議員がどんなことを言ったのか全く覚えていません。

どこのどんな国でも、憲法に改正が必要であるという議論が出てきたとき、基本原理であろうとなんであろうと民主的に論議したうえ、やるやらないにかかわらず民主的に決まればオーケイのはずです。ちがうかな?

PB Net」に立花隆氏の記事、「改憲狙う国民投票法案の愚憲法9条のリアルな価値問え」がありました。当時のひとつの「エピソード」として興味深く読みました。平和に徹したからこそ繁栄を享受できた、ということでしょうか?以前からの記事から想像すると、立花氏の信念なんでしょうね。平和を固く信じて暮らすのは、それなりにメリットがあり、いつまでも可能ならすばらしいことだと思います。懐かしい20 世紀でしたらこういった議論も有益かもしれません。しかしながら、すでに世界の政治環境が大きく変わりつつあります。

環境の変化を見抜けず、それまでの成功体験がのちに自らを滅ぼした、といった話が腐るほどあります。日本は鞘当を始めだした強国同士に挟まれています。あなたがこのとばっちりから自分を守りたいならどうするか?天災と同じことで、起こりえることに備えるのは当然なことでしょう。さけられる限り避けたとしても、なにが起ころうと最後まで対峙しないなど、混沌と隣り合わせた普通の人間には考えられないことです。

それに自衛するための強力な武器を持ちながら使わないと言い訳しても、普通なら、はなっから相手が信用するはずありません。また逆に考えれば、場合によればいつでも使うぞという意志を見せなければ抑止力にもなりません。そんな政治的なジレンマの産物をいつまでも引きずっているなどバカげています。現実的とは思えない「平和原理主義」は、早いところ放棄すべきでしょう。重要なのは環境に適応する柔軟性です。

ちょっと脱線します。ジョセフ・S・ナイ の「ソフト・パワー 21世紀国際政治を制する見えざる力 」という本が出ていて、覇権国のハードパワーとソフトパワーについて論じられているようです。塩野七生氏の「ローマ人の物語」から派生した「覇権のソフト面」というアイデアでしたが、ナイの本について知りませんでした。本といえば、ついでながら去年、「文芸春秋」に掲載された要約記事だった、アメリカ在中の中国人、趙無眠氏の「もし日本が中国に勝っていたら」が出版されています。21世紀の覇権国をめざす中国の、そのベースとなるテイストが含まれているのでは?と思えます。

本題です。ブラジル農工業の希望の星、エタノールが注目されたのはメデタシでした。でもこんなとき、たいてい起こる副作用はなんなのか?といぶかっていましたが、さっそく作物の高騰ということで出てきました。これでアメリカやブラジルの農場主は喜んだでしょう。

月初めにブラジルのルーラ大統領がアメリカへ出かけ、エタノールの供給についてネゴッたと言われています。まだお友達同士になれない、おなじみベネズエラのチャーベス大統領が、それがいたく気に食わなかったらしく、エタノールやトウモロコシは人間や家畜が食するもので、車に飲ませるものじゃあるめえ、とイチャモンつけていました。中南米では、トウモロコシが主食のところも多いんですね。

そして今週、ブラジルに対する非難については、チャーベスが自分の口のチャックを閉め、南米エネルギーサミットを召集しました。さてどうなることでしょう。ウィキペディアの「アルコール燃料」に(誰が書いたのか実に)詳しい記事がありましたので、興味のある方、参照することを勧めます。
【アメリカを読む】エタノールが問う「食料は資源か」

エタノール燃料ブームが食糧危機を悪化させる=米研究

これは余談になりますが、ブラジルの混沌のひとつとしてガソリンスタンドの犯罪があります。つまりガソリンへの不法な異物混合です。エタノールの混合(混合率が決められている)ではありません。スタンドや元売りが利益を大きくするため、より安価な石油抽出物や水を混ぜてしまうのです。最近は聞きませんが、このためガソリンスタンドで給油したとたんエンコ、なんてことが多かったですね。

以前修理ヤでヘッドを取り外したエンジンを見せてもらったとき、よくエンジンが動いていたもんだ、と感心するぐらいスゴい量のカーボンが詰まっていました。口コミなどでガソリンスタンドをよく選ばないと、エンジンが不調になること請け合いでした。

2007-04-13

21世紀に大変革は起こるか?-12

こちらのあるTV局のニュースで温首相の来日について簡単に触れ、日中の「氷をとかす旅」や「雲間にさした陽光」(こちらの別メディアのニュース)といったことでなく、中国が過去にこうむった被害を日本に再認識させたとコメントしました。圧力に囲まれたような日本。中国は自己都合によって持ち出す「歴史認識イエローカード」を、ゲームで日本チームのプレイヤーがドリブルを試みるたびに審判に強要します。

中国チームは、それなりに外交辞令として隣国同士の友好を強調するでしょうが、親善試合をしに来たというより、ソフトで近代的な表情を装った朝貢外交を再開しようとしているようにも見えます。なにしろ日本には、みつがせるための資本や科学技術が豊富にあります。日本との貿易がアメリカを抜いて最大になったとはいえ、とくに隣国との関係は、国益を第一にしてビジネスライクに徹するべきでしょう。この考えは普通のことです。

南京や慰安婦問題のキーパーソンであるマイケル・ホンダ議員の背後にあるといわれるイスラエル人の組織について、いまだにアメリカで強力な影響力を持ち続けているような記事に出会いました。中東の混乱を考慮すれば、むしろ以下の記事のほうが的を得ていると思えます。ついでに『「巨大借金国家」米国の不思議』を読みました。これも覇権ノウハウなのでしょう。
米国の対イラン政策の迷走~背後に在米ユダヤ社会の「分裂」あり

本題に戻ります。もしあなたがこちらのTVニュースを観たとすれば、たぶん犯罪に関したものが異常に多いと感じるでしょう。けれども最近は、政治がいつもの楽しい話題を提供してくれないせいか、環境問題、とくに温暖化の影響についてのニュースも増えました。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が地球温暖化の原因を二酸化炭素と認定たことから、温暖化について国民の自覚を促したり、その対策について訴える番組が多く観られるようになりました。

元副大統領のアル・ゴアが「不都合な真実」でアカデミー賞のドキュメンタリー映画賞、オリジナル歌曲賞を受賞したことは、あなたの知るところです。ウィキペディアでは、彼に関する記事の全てが編集中となっていて、なにかエラく政治臭さを感じさせる記述があると感じました(政治家のことだから当たり前か?)。それにたしか、当作品でノーベル平和賞を狙っているということもあるそうですね。どこかで温暖化のキャンペーン会場をアレンジするのに、共和党の連中とひと悶着したなんてニュースもあったようです。
温暖化とは

温暖化、国際社会やっと一致 IPCC報告書

さらに、二酸化炭素原因説自体には異議もあるようです。もう知っている方のほうが多いと思いますが、次は参考になるURLです。

以上の主張を私なりに整理してみますと、次のようになると思います。

温室効果の原因要素としての炭酸ガスが占める割合はわずかで、水蒸気が89割を占める。気温の上昇と二酸化炭素増加の関連性(グラフ)によると、二酸化炭素の増加は、気温が上昇するとビールのガスが抜けるのと同じで、気温上昇の結果として二酸化炭素が増加する。

現在の気温上昇は太陽の黒点活動に関連したものと考えられる。ただし、IPCCによると、1960年代以降の気温上昇は太陽活動では説明できないとしている。

温度上昇予想は、二酸化炭素が増えると気温が上昇するという前提でシュミレーションがなされている。つまり、この前提が崩れればシュミレーションの意味がない。

世間のコンセンサスを一応疑ってみる私には、どちらかというと太陽黒点原因説の方が説得力があるように思いますけれど、あなたはどうですか?

こちらでも実感できるように、実際に温暖化が進んでいるようで、今年は歴史的に温暖なのでしょう。もし太陽の黒点が原因とすれば、最後の活動期が20002001年としたら現在は、まだ黒点活動がピークに向かう途中にあるはずですね?では周期とされる11年後の2012年ごろの活動ピーク時になったら、やっぱりさらに暑くなるんでしょうか?

いずれにしても、水不足や水没、天災の増加、動植物の絶滅などで科学者に脅かされている我々は、なんとしても世界的な環境悪化をくい止めなければなりません。アマゾン地区の乱開発など、環境破壊についても混沌に落ちているブラジルでは、例えばTV局が強力にキャンペーンを張っているのですが、解決はそう簡単でありません。なによりも食わせていかなければならない人間が多すぎるように感じます。

アメリカが二酸化炭素の最大排出国であることは、すでにはっきりしているとしても、中国もすさまじい勢いで追いつき、ついにはアメリカを抜くだろうと言われています。14億ともいわれる人口で、現在のようなものすごい勢いで経済成長することなど、今まで世界が経験したことのないことでしょう。インドの11億もあわせると、その混沌の規模など想像するだけで恐ろしいことです。エネルギーだけでなく、消費経済そのものが省力化できない限り、資源の分配をめぐって「人口戦争」の可能性も高まるでしょう。

さて、温暖化対策の強力な助っ人として注目されているエタノール燃料について、ちょっとばかしヨタ話をしましょう。この技術は、なんといってもブラジルが先達です。確か70年代に開発を始めたと思いますが、アルコールエンジンがモノになり始めた1980年ごろの当時は、エンジンをエタノール燃料用に改造したワーゲンのビートルがちらほらと出始めたときです。道路を車で走っていると、前を走るワーゲンがお尻に「アルコール燃料車」と書いたステッカーを貼っているのを見かけました。

しばらくすると、「アルコール燃料車。たたし運転手のみ」と書いたステッカーを貼りつけている車も多くなりました。さすがに21世紀の今日では、こちらでもしあなたが実行したうえ見つかれば、残念ながらさっそく捕まる可能性が高いと思われます。現在のブラジルでは、ヴォルクスワーゲン、フィアット、GMなどがガソリン、エタノール両方に対応した「フレックス・エンジン」搭載車を販売しており、ホンダやトヨタなどの参入も時間の問題です。
ブラジルにエタノール工場 米センプラなど84億ドル投資

植物性廃棄物バイオ燃料 米、年間1億3000万ガロンへ

しかしながら、問題も出てきました。まあ、こういったことには、出るのが普通と言えるのでしょうか。

2007-04-09

21世紀に大変革は起こるか?-11

「パンデミック」という言葉になじみのない方のために、ウィキペディアから次の記事を得ました。

『パンデミック(pandemic)とは、世界的な流行病に対する医学用語。ある感染症が世界的に流行することを言う。感染爆発、あるいは汎発流行。 これに対して感染症が一部地域で、あるいは散発的に流行することは「エピデミック(epidemic)」、「地方流行」と呼ばれる。

歴史的なパンデミックとしては、14世紀にヨーロッパで流行した黒死病(ペスト)、19世紀から20世紀にかけて地域を変えながら7回の大流行を起こしたコレラ、1918年から1919年にかけて全世界で2500万人(40005000万人という説もあり)が死亡したスペインかぜ(インフルエンザ)などがある。現在の世界は、航空機などの輸送機関の発達によりパンデミックが起こりやすい体制になっているため、検疫を行うなどして感染症の流入を防ぐ対策がとられている。

近年東南アジア諸国で発生している高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1型によるトリインフルエンザにより、現在でもパンデミックが起こる恐れがあり、世界保健機関が途上国を中心に対策を立てている。日本では、厚生労働省を中心に地方自治体が対策をとっている』

20世紀のパンデミックとなったスペインかぜのことについて調べてみましょう。次もウィキペディアからです。

「スペインかぜ(英語:Spanish Flu)は、1918年から翌19年にかけ、全世界的に猛威を振るったインフルエンザの一種である。感染者6億人、死者40005000万人。発生源は19183月米国シカゴ付近。高病原性を獲得したのは1918815日頃アフリカ西海岸の英国保護領シエラレオネの首都フリータウン付近とされる。

米国発であるにもかかわらずスペインかぜと呼ぶのは、情報がスペイン発であったためである(当時は第一次世界大戦中で世界中で情報が統制されていたが、スペインは参戦していなかった)。一説によると、この大流行の影響をうけて第一次世界大戦終結が早まったとも言われている」

タミフル問題との関連で調べちゃったとか、陰謀マニアのあなたは知っているでしょうけれど、「のほほん」タイプのあなたには、スペインかぜの疑惑について知っておくのも悪くないと思います。興味のある方、ネットには少なくない関連記事があるし、以下の「パンデミック・フルー」など、スペインかぜに関する書籍もあるようなので、陰謀説も記述されているかもしれません。さらにスペインかぜは、「トリインフルエンザウイルスに由来するものであった可能性が高いことが証明された。

よってスペインかぜは、それまでヒトに感染しなかったトリインフルエンザウイルスが突然変異し、受容体がヒトに感染する形に変化するようになったものと考えられている。つまり当時の人々にとっては全く新しい感染症(新興感染症)であり、スペインかぜに対する免疫を持った人がいなかったことが、この大流行の原因だと考えられている」、とウィキペディアは指摘しています。そして現在の緊急な問題になっている鳥インフルエンザについて、次に興味深い記事がありました。

よってスペインかぜは、それまでヒトに感染しなかったトリインフルエンザウイルスが突然変異し、受容体がヒトに感染する形に変化するようになったものと考えられている。つまり当時の人々にとっては全く新しい感染症(新興感染症)であり、スペインかぜに対する免疫を持った人がいなかったことが、この大流行の原因だと考えられている」、とウィキペディアは指摘しています。そして現在の緊急な問題になっている鳥インフルエンザについて、次に興味深い記事がありました。
スペイン風邪の再創造

パンデミック・フルー

妄想してみるとこれらのことは、第一次世界大戦の裏で隠されて実行された、あるいは未来の大戦争でも画策されるかもしれない、ひとつの「人口戦争」なのかもしれません。例えばエイズ陰謀説なんてのもありました。911テロ攻撃後の炭疽菌騒動なんかもいつの間にか忘れ去られたしまったのでは?もしこれらの疑惑が事実すとするなら、事件の発端となったアメリカとその政府が疑われますが、アメリカ人にも多大な犠牲者が出ているわけですから、どうもそのようなことではなく、グローバルな広がりを持った強大な利益集団なんかの、もしかしたら「ビッグ・ブラザー」の仕業なんでしょうか。

いえ、TV番組のやつでなくて、あっちの、そう、「闇の支配者」ってやつです。なに?そんなアホなこと言ってたら目の前が暗くなるから聞きたくない?でもあなたが探してみようと思えば、「人口戦争」のミニ版が世界に少なくないのでは?

試しに「人口戦争」をキーワードにして検索してみると、これのバリエーションがあって興味深い。ある国を間接的にコントロールないし支配するための方法として、移民を送り込んでその人口を増やせばよい、という考えです。例えばイスラエルとパレスチナの人口増差、アメリカにおけるアジア系やラテン系住民の増加など。卑近なこちらの例では、ファベーラ(貧民地帯)で恒常的に起こっている内戦モドキの混沌などや、中国の当局と貧民のすさまじいい衝突?などの混沌も、ちょっと強引になるかもしれないけれど、「人口戦争」と言えなくもないですね。


以上のことは、古典のマルサスの「人口論」に関することかもしれません。

2007-04-07

21世紀に大変革は起こるか?-10

未来の大戦争:
第二次世界大戦前の歴史を振り返ると、1938年の大日本帝国は、国民総動員法を実施して中国の泥沼へと足を突っ込んでいきます。予定されていた東京オリンピックをキャンセルしました。ヨーロッパでは、ナチス・ドイツがオーストリアを併合した年です。翌39年にヨーロッパで第二次世界大戦が勃発し、40年の日独伊3国同盟が成立した次の41年に太平洋戦争が開戦となりました。

では70年後の現在のアジアはどんな感じでしょうか?敗戦の後遺症で悩む日本が再び戦争を引き起こすことなど考えられませんが、アジアの覇権国になりたいらしい中国には、強烈なキナ臭ささを感じます。再び戦争などゴメンと言いたいところだけれど、これからの45年間、今度はいったいどのようなシナリオが用意されているのでしょう。

ずばりここで言ってしまえば、中国が日本と朝鮮半島、台湾を手中に収めようとして、結果的にアメリカと戦うことになる、とヨタ予想します。すでに本ブログの文章でほのめかしているように、熱い覇権争い、つまり大戦争の深層には経済的な大調整が絡んでいるはずで、起こるのは必然と考えられます。この未来の戦争は、かつての日米戦争がそうであったように、タイターの「予言」と異なって最終的にアメリカが勝利すると思います(「ショー・ダウン」は読んでいません)。

最新の記事を読みますと、現在中国は、空母や潜水艦を熱心に整備するなどして海軍力を増強し、宇宙空間の軍事力も高めようとしているようです。けれども事実上のアメリカとの(軍事力の)開きはまだ相当なもので、その大きな差を中国が縮めないうちに、いずれアメリカが巧妙に仕掛けるのではないかと思います。。

大日本帝国が敵の国力を見誤って開戦してしまい、大失敗したように、アメリカは侮れません。万里の長城の内側で培った中華思想なんて、西洋における遥かなる覇権ノウハウの継承者、アメリカ及び「闇の支配者」?には及ばないでしょう。そしてイスラエルが存亡を賭けた戦争を中東でおっぱじめるかもしれません。この場合、イランなどのイスラム諸国は中国と同盟することが当然考えられます。ヨーロッパ、ロシアもいずれ巻き込まれるんでしょう。ただしこの場合でも、映画やSFなどによってイメージされる、北半球が全滅するような結果にはならないと思います。

ただ戦争が起こると直言してはみましたが、この未来の大戦争がもし本当に起こるなら、大国同士の覇権を賭けたガチンコ勝負になりますので、中東で疑惑があったようにこっそりと劣化ウラン弾や戦術核を使う?のではなく、最後には大っぴらに戦略核兵器などの、大量破壊兵器も使われるものと覚悟しなければなりません。このあたりが安易に核戦争を論じられない怖いところですね。なにか医者にガンを告知されたような感じになるかもしれません。しかしながら大戦争を考える上では、経済的な調整効果以外にも大きな問題があります。つまり20世紀に爆発的に増加してしまった世界人口のことを考慮しなければなりません。

人間の持つイメージは誰でも似たようになるようで、SFの話に戻れば、人口爆発が原因となって「人口戦争」が起こり、それによって世界が壊滅するというパターンのプロットが多いようです。これなどはブラジルの混沌を身近にし、中国やインドなどの巨大人口国家の混沌に関する記事を読むと理解できます。爆発する人口増加を受け入れられるような無限の大きさは地球にありません。

ついでながら日本については、改憲だ核保有だなどと悠長に議論している暇などないかもしれません。東京にオリンピックを誘致するなどより、防災のほかにも核シェルターなどを真剣に考慮した都市づくりをすべきでしょう(当協会からは一銭も貰っておりません。誤解のないように)。
世界の核シェルターの普及率

地球への警告:世界的人口危機迫る

「成長の儀式」は、私が30年近く前に読んだSFで、以下はネットの「あまね書房/航本日誌」にあった「成長の儀式」のプロットです。括弧は実際に本に書かれていた文を追加しました。

80億の人間がひしめく地球は、(「人口戦争」によって)ついに壊滅した。この歴史的大事件からなんとか逃れ得た人々は、すでに就航していた8隻の<船>を用いて新たな植民地を建設していった。人類が故郷を失ってから164年。人々は<船>と植民惑星とに分散し、生き長らえていた。両者の関係は決して良好ではない。<船>は知識を切り売りし、植民惑星から物資を調達する。<船>の住民たちは彼らを<泥食らい>と蔑み、惑星の人々は<欲張り豚>と嘲り返している。<船>には、人口爆発の教訓から<試験>が設けられていた。

14歳になった子供はすべて、単独で植民惑星に30日間放置される。子供たちは、能力や運をふるいにかけられるのだ。生き残れば大人として迎え入れられるが、戻らない子供も少なくない。マイア・ハヴァローは、<船>の評議会・議長を父に持つ少女。12歳になったマイアは、<試験>のことを考える歳になっていた。そして、その後の将来のことも。腕白に日々を送っていたマイアだったが、父の引越宣言で、世界は一変してしまう。父子は第五層にあるジオ区に移り住むことになったのだ。それまで第四層に住んでいたマイアには、第五層の住民たちに対する根深い偏見がある。そしてそれは、第五層の人々にとっても同じこと』

変革の前兆:
戦争の話はこのくらいにして、これからの変革について考えます。歴史上変革ないし改革が起こるときとは、どのようなときなのでしょう?例えば長かった統治体制が硬直、腐敗し、不正などに対する不満が増え、新たに発生する問題に対処できなくなる。このため世の中が乱れて暴力的になり安定性を失う、といったことかもしれません。こんな環境の中では、情念が交差する戦争が起きやすくなるんでしょう。こんなときに限って天災による飢饉や疫病なども加わる場合が多いと思います。

現象が起こる前には、たいてい前兆があります。例えば地震の前兆、恋の前兆、脳梗塞の前兆、どうでもいい前兆などです。恋の前兆は星占いのサイトに、脳梗塞の前兆は医学関係サイトに任せるとして、前述の戦争を別にした人口減少の前兆についてはどうでしょう。そうです。最初のタグ「このヨタ話のはじめに」で適当に羅列したやつです。ここに再度挙げると、先進国の少子化、アフリカを始めとするエイズ禍、途上国に蔓延する暴力、紛争や戦争。パンデミックの可能性。温暖化による水没や自然災害の可能性。蔓延する肥満とストレスによる早世などなどです。
世界では何で死ぬのか

2007-04-05

21世紀に大変革は起こるか?-9

有史、いやそれ以前から、支配する者と支配される者達がいました。ローマの王制と帝政がはっきりしているのは簡単にわかるとしても、では共和制についてどうかというと、少数指導者による寡頭政治であり、当然ながら支配階級と被支配階級がありました。階級の最底辺は奴隷でしょう。階級闘争によって主従が入れ替わることがあったとしても、近代の資本家階級と労働者階級へと似たようなその関係が続きました。

共産主義にいたっては、同じ出身階級だったはずなのに、政治局員と普通の市民のあいだでは、まるで貴族階級と平民の関係に戻ったような印象を受けます。一方、奴隷や強制労働について言えば、人権や公民権などによって奴隷制度とその残滓が消えるまで長いあいだ続きました(残念ながら皆さんに関心のある、「性的奴隷」の話なんぞしません)。強制労働などは、いまだにどこかでやられています。ブラジルの北の奥地の農場で違法におこなわれていた強制労働が発覚したのは、ごく最近のことです。

現代になって自由民主主義社会で暮らすようになった我々は、近代的な労使関係によって労働し、資本家になろうと、政治家になろうと、どこで何しようにも表面的、基本的に自由です。しかしながら世界を巨大な一社会と見れば、地域のオヤブンないしボスが権謀術数をつくして利権に群がるように、普段、我々には意識できない「ビッグ・ブラザー」が利権獲得のために、直接的ではないとしても、間接的に世界を支配していると感じられます。

覇権の闇に隠れているなんらかの、例えば巨大な資本と隠然たる政治力やインテリジェンスとなんとかを持った利益集団が、似たような他の利権集団と権力闘争して世界を自分達の思うように動かしていく、といった話は、大方の皆さんにとっては小説か映画でのことで、今日の生活にいそしむ人々にとって関心が起こるのは稀だと思います。このヨタ話を書いている私でさえ、多少のヒマができるまでたいした関心などありませんでした。

ネット内をいろいろツマんでいくうちに、このような利権集団を「闇の権力者」とか「闇の支配者」、と陰謀ヤさん(陰謀マニア)などが通称していることを知りました。身近な利権集団がよからぬことをするのを「闇の権力」と呼ぶのと同じですね。想像すれば、当件に興味をもち、ずっぽりとはまり込んしまったあなたなどは、おびただしいこの手のネット内の記事や出版物を読みあさって楽しんでいるのでしょう。

この類の話にはイスラエルとか朝鮮半島のこともよく出てきます。イスラエルやバルカン半島諸国などは、宗教、民族間の利権と強敵がひしめくなかで生き残るため、あらゆる可能性を駆使して(もちろん陰謀も)動いているのでしょう。モチですね。「ビッグ・ブラザー」の「ハウス」の常連、朝鮮半島諸国にしても、虚偽など屁とも思わない、あの厚かましい態度で執拗に「視聴者」に訴えるのは、歴史的に強国の狭間でゆれてきた背景がそうされるんでしょう。別に寛大になろうということではないのですが、そうやって見れば、言ってることに対していちいち頭に血が上ることなどなくなりますね。

まあ、陰謀ヤさんの諸説については、そのほとんどが預言者の「予言」のごとくヨタ話で終わるんでしょうけれど、こちらの混沌を身近にして暮らす私としては、むしろ積極的にやくざなインボウ説でも参考にしていかねばなりません。善良で平和な環境でのほほんと(失礼)暮らしている別のあなたには、なにかオドロオドロしいことかもしれませんが、このようなことが日常茶飯事に起こりそうなこちらでは、むしろあたりまえな反応と思ってください。

そんなわけで前回の続きの話になります。私には、どうも現在のアジア情勢が第二次世界大戦前夜に似てるような気がします。以下に理由を並べましたので、皆さんで適当にシナリオを書いてください。「ジョン・タイター」や「ショー・ダウン」も参考にして。

本ブログ記述、「コンドラチョフは正しいか? 」を思い出してください。経済については、市場環境が当時と似ているように感じられる。

私には現在の実際的なアメリカ国民の空気がわかりません。しかし中東での失敗から議会での民主党の勢力が強まったことから、アメリカ国民は厭戦的な気分の中にあるのではないかと想像しています。つまり第二次世界大戦前の孤立(モンロー)主義に落ちているのでないか?

この文章をアップしたあと、次の記事を見つけました。興味のある方、検索してみてください。
「中岡望の目からウロコのアメリカ 孤立主義の傾向を強めるアメリカ」

中国について、韓国発の次の記事がありました。真相のほどはなんとも言えませんが、これがもし本当なら、最近多くなった、急拡大する中国の軍事力についての記事を参照し、中国軍部を当時の日本軍部に置き換えれば、指導部の押さえが利かない中国軍部が挑発に乗りやすい状態にあるのではないか?
求心力の低下目立つ胡錦濤主席

アメリカがイランを攻撃するのではないかという観測記事が多いのですが、私としては、陽動作戦としては考えられるけれど、すでにレイム・ダックになったブッシュ政権は、大混乱して込み入ってしまった中東情勢にイランを追加する気などなく、最後の仕事としての関心をアジアに移しているように思えます。

なぜなら温暖化によるアメリカ国内の圧力が強まったため、代替燃料(エタノール)でブラジルと交渉を始めるなど、エネルギー源について石油から他の手段へと関心をシフトしつつあるからで、イスラエルについても、(ネットの情報によると)支援するための強い動機がなくなりつつあると思えるから。マニアのあなた、どう思います。なんですって?見当違いだ?まあいいさ。

続く

2007-04-03

21世紀に大変革は起こるか?-8

常に問題意識のあるあなたは、アメリカが世界一の借金大国だなんてこと知ってるさ、と言うでしょう。日本にも国債、なんとか債で800兆円ほどになり、国民一人当たり幾ら々なんて凄い数字の借金があるけれど、海外からの債務は5%だそうです。要するにほとんどが家庭内借金ですね。韓国の外貨準備高は立派な数字ですが、短期外債だけでもその半分ぐらいありそうです。
日本の借金

戦後日本は、アメリカの覇権にガードされながら安心してビジネスに邁進し、世界二位の経済大国になりました。比率は知りませんが、外の覇権外交などに煩わされず、これまでの心地よい状態を続けたいと考える人が多いでしょう。とくに経済界などは、ビジネスにとって障害になる諸外国との対立など、これからもゴメンと考えるでしょう。アメリカは孤立主義のある国で、次はウィキペディアからです。

『孤立主義(こりつしゅぎ)は、モンロー宣言に代表される第二次世界大戦前にアメリカ合衆国が原則とした外交政策。その元々の源泉は、初代大統領ジョージ・ワシントンが、離任に際しての告別演説の中で、「世界のいずれの国家とも永久的同盟を結ばずにいくことこそ、我々の真の国策である」である。(もちろん、厳密に言えばこれは「非同盟主義」の萌芽である)』

覇権によって結果的に疲弊してしまったアメリカのフトコロには、膨大な借用書が残っているだけかもしれない。しかしながら、これで国力までがなくなったということには直結しません。個人では相変わらず世界最大の金持ちクラスがわんさといます。覇権を担保する軍事力は他の追従を許さないし、高度な技術開発力も衰えていないでしょう。債権は腐るほどあるのに防御では脆弱さのある日本と大違いです。

世界(覇権)の多極化という、見方によれば、孤立主義かそれにならないでも手を抜きたい、ということをアメリカは考えているかもしれません。安部首相の訪米前、アメリカの「慰安婦」などの日本への嫌がらせ?にはどんな意味があるんでしょう。理由のひとつとして、もしかしたらアメリカは、いつまでも頼ろうとするウザイ日本に独り立ちを迫っているのかもしれません。戦国時代では、強い武力団が立場の弱い貸主風情に遠慮するとは思えません。

「ビッグ・ブラザー」の「ハウス」のメンバーになった日本は、世界という視聴者に自分が生き残らなければならない理由を説明、説得し、投票で勝たねばなりません。残るために戦術戦略を考え、ときに誰かと組んだり、裏切ったりしなければならないかもしれません。たとえ「ハウス」から出されても、視聴者の人気者となってスターに成長する手もあることはありますが、今のところ、私にはそれがどんな方法なのかわかりません。そして日本は、少しばかりホコリの被った「民族自決」という言葉を思い出す必要があるかもしれません。

2007-04-02

21世紀に大変革は起こるか?-7

たいして興味があるわけでなく、そもそもルールが込み入っていて(観ていない)私にはわかりにくいけれど、この番組が視聴者を引き付ける理由をついでに話しましょう。なんといっても視聴者の興味を引くのは、番組の「ハウス」で催される競技で勝ってリーダーとなったメンバーが一人を指名し、あとの一人を、リーダーを除くメンバー全員の個別指名方法(各メンバーが隔離された場所で指名。

この実況を視聴者に見せる)によって決め、この両者の一方が視聴者の投票によって番組から外されることです。このいわば俎板に乗せられた二人は、泣いて懇願してもいいし、自分が「ハウス」に残らなければならない理由を堂々と主張してもいい。とにかく彼(彼女)らが生き残ることによってこの先、彼(彼女)らの存在が視聴者の好奇心をいかに満足させるか、ということをアピールします。この間、格メンバーが生き残るために戦術をねり、ときに手を握り、ときに裏切りも辞せずと、誰かと誰かが結託して「ハウス」のどこかでヒソヒソ話をします。

メンバーは互いの真意を知ることがきませんが、視聴者には、誰と誰が連合して誰を排除しようとしているかなどわかります。もし最後まで残ればかなりの賞金を手に入れることができるし、落とされても、才色兼備で視聴者の人気を得ればタレントしての道が開けます。実際「ビッグ・ブラザー・ブラジル」出身のタレントをテレビで見かけることが多くなりました。とにかく人間の情念をくすぐるアクの強い番組です。以下にイギリスの「ビッグ・ブラザー」に関する記事がありました。
英国の人種偏見とテレビ番組「ビッグブラザー」

シャイで自己主張の苦手な日本人には、やはりこの手の番組は難しいんでしょう。雑談はこのへんにして話を戻しますと、「ビッグ・ブラザー」のアイディアは、ジョージ・オーウェルのアンチ・ユートピアSFと分類される、「1984年」からといわれます。ちょっと長いけれど、またウィキペディアから持ってきました。次は「ユートピア」からの解説で、「逆(アンチ)ユートピア」についてです。

20世紀に入ると、「理想郷」と宣伝されていた共産主義国家や全体主義国家が現実の存在となったが、その理想と実態の落差を批判する逆ユートピア小説が描かれた。これもユートピア文学の紛れもない一種である。

たとえばHG・ウェルズの「モダン・ユートピア」(1905年)、エヴゲーニイ・ザミャーチンの「われら」(1924年)、オルダス・ハックスレーの「すばらしい新世界」(1932年)、ジョージ・オーウェルの「1984年」(1949年)や、エルンスト・ユンガーの「ヘリオーポリス」、レイ・ブラッドベリの「華氏451度」などの小説によって管理社会、全体主義体制の恐怖が描かれた。これらに描かれた国家は、一見すると平穏で秩序正しい理想的な社会であるが、徹底的な管理により人間の自由が奪われた逆向きのユートピア(ディストピア)とされた。

当時の共産主義社会や今日の管理社会に対する予見であり、痛烈な批判である。またそれを生み出した過去のユートピア思想や、その背景となった文明自体も攻撃対象である』。「1984年」については、次のように解説しています。

『イギリスの作家ジョージ・オーウェルの小説。トマス・モア「ユートピア」、スウィフト「ガリヴァー旅行記」、ハクスリー「すばらしい新世界」などの反ユートピア小説の系譜を引く作品で、スターリン時代のソ連を連想させる全体主義国家によって分割統治された近未来世界の恐怖を描いている。出版当初から、冷戦下の英米で爆発的に売れ、同じ著者の「動物農場」やケストラーの「真昼の闇黒」などとともに反共思想のバイブルと見なされていた時期もあったかも知れない。

しかし、そもそもオーウェルはケストラーと共にスペイン内戦で人民戦線に参加し、ナチスと同盟関係にあったフランコ軍と戦った左派知識人であり、あらゆる形態の管理社会を痛烈に批判した本作のアクチュアリティは、コンピューターによる個人情報の管理システムが整備されつつある現代においても全くその輝きを失ってはいない』。ウィキペディアにある解説だけでも十分面白いので、ヒマ人のあなた、是非とも読むことを勧めます。

面白いと思うのは、これが20年ほども昔のことなら、「ビッグ・ブラザー」が、プライバシーに敏感だった西洋社会でこれほど受け入れたかどうかです(もっとも、人間の好奇心や覗き趣味に目隠しするのは、かなり難しいといえる)。なぜなら上の解説では、管理社会における監視をネガティブに捉えているはずです。けれども近年のトレンドは変わりつつあります。まず次のURLを覗いてみましょう。

このようにイギリスでは90年代後半から、防犯目的でカメラを使った監視手段を強化しています。アメリカはテロ防止目的のため、この類の手段も含む様々な施策を実施しているはずです。そしてこちらの混沌では、前の「システムとイデオロギー」で触れたように、監視カメラを使った防犯システムが猛烈な勢いでそこここに設置されています。私の拙マンションでも公的エリアのいたるところにカメラを設置し、最初のころは小型監視カメラの横に「微笑んでね」などという、ジョークか?と思われることを書いたプレートを貼り付けていました。

はじめはプライバシーうんぬんで不快がった連中でも、このごろはまるで空気のように感じなくなったようで、この忌むべき?新事態に慣れてきてたと言えるでしょう。というよりも、皮肉にも人々は、監視カメラの目の届かないところにいると襲われるのではないかと不安になっているようです。実に予想外な事態となりました。

さて、ここで想像をたくましくしましょう。みんなが安心感を得られる防犯システムですが、誰かがこのシステムのネットワーク化をもくろみ、別の目的にも利用したとすればどうでしょう。あなた!我々は、自由だ、民主だ、共産だ、社会だ、全体だ、独裁だ、などという政治体制なんぞにかかわりなく、すでに未来に入り込んでいるのですぞ!なんて皆さんを脅してはみても、カメラの前でポーズをとったり微笑んだりすることはないとしても、私自身慣れっこになってしまい、残念ながら問題意識や違和感をそれほど感じません。

例えばサン・パウロの中心街でバッグを強奪したドロボーが監視カメラのおかげですばやく拘束されたり、リオのビーチに監視カメラが設置されたため、かなりの防犯効果があったなど、利点もまた大きいことは言うまでもないことです。それでも私は、カメラに見られているといった意識だけは、失わないように心がけているつもりです。

2007-04-01

21世紀に大変革は起こるか?-6

本テーマに直接関係のないことです。キッシンジャー氏の「世界の重心は太平洋、中国台頭は不可避」については、簡単に言いますと、経済的、政治的に余裕のなくなったアメリカは、中東で早いとこ手打ちをして関心をアジアへ移したいのだと考えていました。なにしろ、石油やイスラエルはないけれど、アジアには大きな金庫が少なくとも2つあります。先週起こったイランのイギリス兵士の拘束について、一体イランの狙いは何なのかと訝っています。

ユートピア:
私は以前次のように書きました。『SFは私の好きなジャンルで、「2001年宇宙の旅」も映画を観たあと読みました。ハンチントンは「文明の衝突」を書きましたが、未来を見つめるSF作家の想像力と洞察にはつくづく感心することがあります』、と。

常々思っていることのひとつは、アナリスト、評論家、識者、偉い人などの書いたり論じたりする未来や予想なんて「預言者」と大して変わりないんじゃないかな?とくにあなたの虎の子を直撃する株関連なんてひどいもんでしょう。もし未来を知りたければ、そんなものを読むより質の良いSF(サイエンス・フィクション)を買って読んだほうがはるかに有益だと思えます。なんか聞くことによると、再び個人投資家が株に熱中しているようですね。

ちょっとお節介ながら脱線します。株に詳しいあなたは知っているかもしれません。「カクテル・ルール」というのを聞いたことがありますか?カクテルパーティーの参加者にある株の話題を投げかけてみて、反応が悪ければその株は買いだが、皆が夢中になるようなら売るべきだ、という相場観の話しだそうです。さあ、有志を集めて投資の話をしましょう。あなたが某銘柄に関し、いかに魅力があるか得意になって持論を披露します。

もし、皆がその話題に輪をかけて夢中になるようだったら(もちろん皆もすでに当銘柄のことは知っています)、あなたはすぐにでもその銘柄を売り飛ばさなければならないんです。堀江モンのライブドアなんて典型的でした。反対に誰も興味を示さず鼻をチンされたときは、大いに期待してよいのかもしれません。これは個別銘柄についてだけでなく、全体的な相場にも当てはまるはずです。そしていまの相場は微妙なところにあると思えるんですね。ヤケドをしないように気をつけましょう。

前のタグで、私は「別の統治体制が求められると思われる」、と言ってしまいました。したがって成り行き上、ここで適当な、予想される未来の統治体制をウソでもデッチ上げる必要が生じました。そんなことから、まずデッチ上げるにしても一番重要なのは何かというと、そうなんです、人間の情念をいかにコントロールするかということです。すでに「ここで生活するための一考」で主張した我が人間性悪説からすれば、こちらの混沌で見られるような見境のないやりたい放題(過剰な自由)や「無処罰状態」は、規制され、きちんと罰されるべきなのです。

日本の皆さんにとっては当然なことですね。つでに言いますと、すでに述べましたように、実際の世界にあった共産主義は、独裁者によって利用されただけに過ぎない面がありますので、私はこれを悪と断定したり、全部を否定したりしません。独裁者が自分に都合良く悪用している共産主義だから悪だと思うのです。では具体的な未来の統治体制がどんなものなのか?理想的なモデルを模索しなければなりません。

まずイデオロギーの出発点はどこにあるかというと、「ユートピア」ではないかと思います。これは例えば、マルクスが「ユートピア」を意識して仕事をしたという意味ではありません。つまり具体t的な両者の関連について私は何も知らないからです。16世紀のイギリスの住民、トマス・モアーは「ユートピア」を著して「理想郷」を論じました。そのあと「ユートピア文学」というジャンルができるほど当議論は人気があったわけです。

さらに言えば、SF作家の元祖(の一人?)であったと思えます。ただし、こう言ってしまっても「ユートピア」を読んだことがないし、たぶん皆さんと同程度かそれ以下の知識しかありません。そんなわけで、またまたウィキペディアの力を借りました。

『以下に、過去のヨーロッパのユートピア文学で表現されてきた「理想郷」にしばしば共通する特徴を挙げる。

周囲の大陸と隔絶した孤島である。

科学と土木によってその自然は無害かつ幾何学的に改造され、幾何学的に建設された城塞都市が中心となる。
生活は理性により厳格に律せられ、質素で規則的で一糸乱れぬ画一的な社会である。ふしだらで豪奢な要素は徹底的にそぎ落とされている。住民の一日のスケジュールは労働・食事・睡眠の時刻などが厳密に決められている。長時間労働はせず、余った時間を科学や芸術のために使う。

人間は機能・職能で分類される。個々人の立場は男女も含め完全に平等だが、同時に個性はない。なお、一般市民の下に奴隷や囚人を想定し、困難で危険な仕事をさせている場合がある。

物理的にも社会的にも衛生的な場所である。黴菌などは駆除され、社会のあらゆるところに監視の目がいきわたり犯罪の起こる余地はない。

変更すべきところがもはやない理想社会が完成したので、歴史は止まってしまっている(ユートピアは、ユークロニア(時間のない国)でもある)』

以下のURL、「ユートピア研究」も参照されるとよいでしょう。

この記事の中に次の文章がありました。『西武百貨店グループを作りあげた人であり、詩人であり、小説家でもある堤清二氏は、「民主主義は、マルクスの思考の強いユートピア思想の解毒剤であるが、またユートピア思想のない民主主義は、魂を入れ忘れた仏のようなものでもある」と言いました。ユートピア思想は、民主主義、マルクス主義のバランスに必要なものなのかもしれません』

難しいけれど、なんとなく説得力があります。私は時間的な問題があって、このサイトの記事を全て読み込んではいないのですが、実に多くの知識が詰まっています。政治家志望の方、マキャベリーもいいけど、参考に読んでみてはどうですか?

ビッグブラザー:
ブラジルの最大のTV局、グローボ(Globo)が1999に始めた人気番組のひとつに「ビッグ・ブラザー・ブラジル」があります。この番組の元祖はオランダといわれますが、ドイツ、スペイン、イギリスなど19カ国で製作されているそうです。ああ、あれか。知っとる、という方もいるでしょう。そうです、あのデバカメカメラをあっちゃこっちゃに置いた高級住宅セットに15人ほどの男女を23ヶ月閉じ込め、その動向を24時間リアルタイムで見せようというやつです。

ルールに従って視聴者が排除メンバーを選んで徐々にメンバーを減らしていき、最後に残った2人の一方が視聴者の投票によって勝者となります。ケンカあり、恋あり、痴話あり、友情あり、インボウあり、カップッルの絡みありの大スペクタクルが観られるため、視聴率50%を超えることもあるお化け番組ですね。そのため、こちらではなんと6回目になりました。みんな好きだね。